新ブラック・パンサーは女性!?敵は誰なのか?

2022年11月11日(金) に公開を予定している『ブラックパンサー』(2018) の続編映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』初の予告が公開されました。

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亡きチャドウィック・ボーズマンへの追悼

マーベル・スタジオが公表したロゴや、予告編内のブラックパンサーのマスクを持って歩くシーンから、2020年8月に大腸癌で亡くなったティ・チャラ役のチャドウィック・ボーズマンへの哀悼を示しているようにも見えます。

さらに、冒頭で使われていたこちらの音楽に「No woman no cry(泣かないで)」と歌われていることから、チャドウィック・ボウズマンへの追悼が捧げられているようです。

こちらの音楽はボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ「ノー・ウーマン、ノー・クライ」(1974) を1995年生まれのナイジェリアのシンガーであるTemsがカバーしたものです。

『ワカンダ・フォーエバー』の特報では、「泣かないで」「小さなダーリン、涙をこぼさないで」と歌われる冒頭部分の後、次のような歌詞が続くそうです。

「私たちには良い友人がいて、良い友人を失った」「輝く未来の中にあっても、あなたの過去は忘れられない」「だから涙をふいてほしい」

この歌詞からも、チャドウィック・ボーズマンへの追悼の想いが伝わってきますよね。

予告編の最後に登場するブラックパンサー

燃え盛る日の中、「Show them who we are(見せるのだ、我々を)」という声が聞こえます。

この火の中にいるのは、レティーシャ・ライト演じるティ・チャラの妹シュリ

このシーンで天の声から「Show them who we are (示すのだ。我々の力を。)と言われており、シュリに対して、ワカンダコクの強さを示すように声がかかっているように見られます。

直後に女性のブラックパンサーが登場するため、ワカンダ・フォーエバーでは王の妹シュリが次のブラックパンサーになる可能性が高そうですね

王であるチャドウィック・ボーズマンが演じるティ・チャラに対して、技術と知能を生かして武器やスーツを作ってきたシュリ。今後はシュリが兄の思いを引き継いでワカンダを救うのでしょうか。

兄を失った苦しみ・悲しみが大きい時に、それでもワカンダのために戦う姿を見て、お兄さんはきっと誇らしいだろうと思います。

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きっと大丈夫、全てうまく行く

予告編の冒頭では、「Only the most broken people can be great leaders.(心から傷ついた人のみが偉大なリーダーになれる)」と語られています。

苦しみから立ち上がり、今いる仲間と共に戦う様子が歌で表現されているように思われます。

さらにこちらのもう一つの予告編では、「No woman no cry(泣かないで)」という歌も次第に「Everything is gonna be alright(全てうまく行く)」に変わっていきます。

これはケンドリック・ラマーが歌う「Alright」(2015)です。

今回の敵は?

参考:http://www.sneakpeek.ca/2022/07/namor-in-wakanda-forever.html

今回は海底文明タロカンの支配者であるネイモアが、ラモンダと向かい合うシーンが見られます。

ネイモアは映画での登場は初となりますが、マーベルコミックで登場しているキャラクターです。

マーベルコミックの時と設定が少し異なるようですが、今回の映画にはどのような役で終焉してるのかが気になります。

果たして彼は敵なのでしょうか、味方なのでしょうか?

敵なのであればなぜワカンダを狙っているのでしょうか?

ただ、筆者はネイモアがただの悪役ではない描かれ方をするのではないかと考えています。

前作でティ・チャラと対立することとなったキルモンガーが完全な悪ではなく父親を殺された未練を晴らすため、世の中にもワカンダの技術を広げていくために戦っていたように、今回のネイモアのただの悪ではない一面が描かれるのではないかと想定しています。

まとめ

書いていたら感動と期待で感情がめちゃくちゃになり、涙が出てきた筆者です。

ブラック・パンサーはマーベル作品の中でも個人的に1番好きな作品なので、映画公開が待ちきれません。

チャドウィック・ボーズマン演じる王ティ・チャラを失った中でも、ワカンダ国のために強く戦い抜く姿は、アフリカに血縁を持つ多くの人々が、何度人種差別や搾取にあっても立ち上がる強い姿にも繋がるのではないでしょうか。

一作目の最後にチャドウィック・ボーズマン演じるティ・チャラが述べた「More connects us than separate us(我々には違いよりも共通点の方が多いのです)」のように、虐げられても違いでなく同じ部分に目を向けて協力していく世の中になっていかなければいけない、その世の中を作る人にならないといけない、と日々思います。

チャドウィック・ボーズマンはティ・チャラと一体です。彼は我々の心に生き続けています。

彼の言葉、生き様がワカンダ国の人々にも生き続け、我々映画を見る人々の生き方にも影響を与えます

ワカンダ・フォーエバーも世界に対して何かメッセージを投げかける作品になることでしょう。

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