『ワカンダ・フォーエバー』の本予告で登場した、空を飛ぶネイモア。
彼の正体は一体何なのか、原作コミックとの関連性はあるのかについて解説していきます。
今回の敵は?
本予告の中で、足首に羽を持つ男が登場します。
彼は、アニメでも登場するネイモアです。
今回は海底文明タロカンの支配者であるネイモア
が、ワカンダの女王であるラモンダと向かい合うシーンが見られます。
果たしてネイモアは敵として登場するのでしょうか?
ネイモアが敵ではなくワカンダと共に戦うのではないかと筆者は予測しています。
今回は、コミックに登場するネイモアの人物像と、コミック内でのネイモアとブラック・パンサーとの関係について説明していきます。
※こちらの記事は、あくまで映画の内容の筆者の予測です。映画の内容のネタバレになる可能性もあるので、読みたくない方は最後の章をスキップしてください(^^)
記事を読む前に、予告編を解説しながらブラック・パンサーの敵は誰なのか紹介している下記の記事も参考にしてみてください。
ネイモアの生い立ち
ネイモアは映画での登場は初となりますが、マーベルコミックで登場しているキャラクターです。
マーベルコミックの時と設定が少し異なるようですが、今回の映画にはどのような役で終焉してるのかが気になります。
ネイモアのマーベルコミック内での生い立ちを紹介します。
アトランティスの探検者たちが海を攻撃していた時、アトランティスの王女であるフェン(Princess Fen)が彼らから海を守ります。さらに王女フェンはアトランティス航海船の船長であったレオナルドと恋に落ちます。
参考:マーベル・エンターテイメント https://www.youtube.com/watch?v=QmDWgNV5f4c&ab_channel=MarvelEntertainment
王女フェンが捕らえられたと思ったアトランティスの海の戦士たちは、アトランティスの探検者である人間たちと戦います。
その頃、王女フェンは王子であり次の王となるネイモアを出産します。
つまり、ネイモアはアトランティスの海の戦士と人間のハーフとなるのです。そのため、ネイモアには下記のような特徴があります。
- 海中でも空気中でも呼吸ができる
- 力が強い
- 海でも空気中でも素早い動きができる
- 年を取りにくい
- 海では泳ぐのが早く、空気中では羽を使って飛ぶことができる
- 自己愛が強い
ネイモアは20歳の時、海面に戻り、母フェン女王の仕事であった海を守る仕事を引き継ぎます。
従兄弟のドルマ(Dorma)と共に海の外からの攻撃から海を守ります。
第二次世界大戦の際に、海に爆弾が投下された時も、ネイモアによって海を被害から守りました。
キャプテン・アメリカやファンタスティック・フォーとの戦友であるネイモア
さらに、ネイモアは地上のヒーローたちである「キャプテン・アメリカ」や火をまとう「ヒューマン・トーチ」炎の「トーマスレイモンド・トロ」、キャプテン・アメリカの戦友「バッキー」やその他ヒーローと協力してインベイダーズ(INVADERS)と言うチーム名で戦ったこともあります。
別件ですが、面白い観点として、実写版の映画ではヒューマン・トーチとキャプテン・アメリカは同じ俳優クリス・エヴァンスによって描かれていることがあります。
「アベンジャーズ・エンドゲーム」でキャプテン・アメリカとしての役目を引退したクリス・エヴァンスですが、ファンタスティック・フォー(Fantastic Four)のヒューマン・トーチとしてマーベル映画に戻ってきてくる可能性もありそうです。
ヒューマン・トーチとキャプテン・アメリカを共に演じるクリス・エヴァンス (出典:https://www.cbr.com/chris-evans-human-torch-captain-america-marvel-mcu/)
残念なことに、インベーダーズとして戦い抜いたぬき戦争が終了した後は、ネイモアは海や陸、空の人間を脅かす存在として、人間を攻撃し、その後姿を消します。
次に現れたのは、ホームレスとして暮らすネイモアを、「ファンタスティック・フォー」のヒューマン・トーチが見つける時です。
ヒューマン・トーチは火の力を使って、ネイモアの髭を剃り、海に連れていきます。
そこでついに、ネイモアは「海を守る」と言う自分の使命を思い出します。
陸上の人々と戦い、さらにはファンタスティック・フォーのスー(Sue)とも戦うことになります。
ただミスター・ファンタスティックと既に恋に落ちていたスーだったので、この恋は実りませんでした・・・!
ネイモアの苦しみの時期
陸上のヒーローたちと共に協力していく中で、ネイモアは陸上の人々と平和な関係性を築くようになります。
キャプテン・アメリカやドクター・ストレンジの協力によりネイモアは陸上の人々と協調し始めるようになります。
ただ、この時ネイモアの王の座が危うくなります。レムネリアンと言う魚人の敵たちがネイモアの王の座を狙ってきたのです。
さらに海底の反撃者たちアクマ(Akuma)とライラ(Lyra)もネイモアを攻撃し始めます。
ブラック・パンサーと共に戦うことになるネイモアの運命
こうした海底の反撃者たちは、ワカンダ国の反逆者たちと手を組んでいました。
こうして、ブラック・パンサーとネイモアに敵対する海底の反撃者たちは戦うこととなります。
ここで初めて、ネイモアとブラック・パンサーは協力して戦います。
じきにワカンダ国と敵対するネイモア
しかし、このチーム戦も長くは続かず、何度も悪質な奇行に手を染めていきます。
敵と味方を行き来するネイモア
ネイモアは魚人族と人間のハーフという変異体であり、悪の変異体と手を組んでいたことも、ワカンダを倒そうとしていたことも、人間を殺していたこともありました。
ただ、キャプテン・アメリカやブラック・パンサー、ファンタスティック・フォーやX MENなど、ヒーローたちと共に戦っていたこともあります。
敵として描かれた中で、ワカンダと対立することになった重要なストーリーがあります。
それが、「フォニックス」というワカンダを破滅させようとしていたチームです。
また、ネイモアはイルミナティというスーパーヒーローの秘密結社にも参加していたことがあります。
宇宙の侵略によって、マルチバースや宇宙は危険に晒された時、ネイモアは自分のやるべき責任を果たしてなくなったとされています。
エンドゲームでオコエがネイモアの登場を示唆していた?
オコエはエンドゲーム内でナターシャ率いる会議内で「アフリカンプレートの海底で地震が起きている」という報告をしていました。
この発言が、アトランティスの王ネイモアの登場を示唆しているのではないかと言われています。
X MENのストーム登場か?
ネイモアをミュータント(変異体)として描くのであれば、原作通りストームとブラック・パンサーのペアについても描かれるのではという、予測も上がっています。
まとめ ワカンダvsアトランティス
原作コミックでは、ネイモアの味方とも敵とも言える性格が見えてきました。
果たして『ワカンダ・フォーエバー』の作品では、彼は敵なのでしょうか、味方なのでしょうか?
敵なのであればなぜワカンダを狙っているのでしょうか?
ただ、筆者はネイモアがただの悪役ではない描かれ方をするのではないかと考えています。
ネイモアの中には、海を守る使命があり、その海が何らかの理由で狙われていることに起因してワカンダと戦うことになるのではないかと考えています。
前作でティ・チャラと対立することとなったキルモンガーが完全な悪ではなく父親を殺された未練を晴らすため、世の中にもワカンダの技術を広げていくために戦っていたように、今回のネイモアのただの悪ではない一面
が描かれるのではないかと想定しています。
ネイモアとワカンダ国との関係性がどのように描かれるのか、映画が始まるのが待ちきれませんね!
最後まで読んでくださりありがとうございます。