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2022年10月

  • 2022年10月17日

新ブラック・パンサーは女性!?敵は誰なのか?

2022年11月11日(金) に公開を予定している『ブラックパンサー』(2018) の続編映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』の初の予告が公開されました。 亡きチャドウィック・ボーズマンへの追悼 こちらの音楽はボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ「ノー・ウーマン、ノー・クライ」(1974) を1995年生まれのナイジェリアのシンガーであるTemsがカバーしたものです。 『ワカンダ・フォーエバー』の特報では、「泣かないで」「小さなダーリン、涙をこぼさないで」と歌われる冒頭部分の後、次のような歌詞が続くそうです。 「私たちには良い友人がいて、良い友人を失った」「輝く未来の中にあっても、あなたの過去は忘れられない」「だから涙をふいてほしい」 この歌詞からも、チャドウィック・ボーズマンへの追悼の想いが伝わってきますよね。 予告編の最後に登場するブラックパンサー この火の中にいるのは、レティーシャ・ライト演じるティ・チャラの妹シュリ。 このシーンで天の声から「Show them who we are (示すのだ。我々の力を。)と言われており、シュリに対して、ワカンダコクの強さを示すように声がかかっているように見られます。 直後に女性のブラックパンサーが登場するため、ワカンダ・フォーエバーでは王の妹シュリが次のブラックパンサーになる可能性が高そうですね。 王であるチャドウィック・ボーズマンが演じるティ・チャラに対して、技術と知能を生かして武器やスーツを作ってきたシュリ。今後はシュリが兄の思いを引き継いでワカンダを救うのでしょうか。 兄を失った苦しみ・悲しみが大きい時に、それでもワカンダのために戦う姿を見て、お兄さんはきっと誇らしいだろうと思います。 きっと大丈夫、全てうまく行く […]

  • 2022年10月7日

ブルキナファソ トラオレ氏が大統領に

ブルキナファソでは10月5日、9月30日の軍事クーデターのリーダーであるイブラヒム・トラオレ大尉が5日、大統領に任命された。 国営テレビで読み上げられた公式声明では、軍報道担当者トラオレ氏が「国家元首、軍最高司令官」に任命されたと発表。 ブルキナファソでのクーデターは今年2度目であり、1月にクーデターで実権を握ったダミバ中佐が今回追放され、隣国トーゴに逃れた。  無名からわずか1週間で大統領に ほんの1週間前まで、34歳のイブラヒム・トラオレは、母国ブルキナファソでも無名だった。 しかし、わずか1週間の間に、彼は軍隊の大尉から世界最年少の指導者にまで上り詰めた。この上り詰めは、貧しく慢性的な問題を抱えるこの国への期待と不安をかき立てている。 トラオレは、不満を持つ下級将校の先頭に立ち、1月に権力を掌握したばかりのポール=アンリ・サンダオゴ・ダミバ中佐を追い落としたのである。 今回のクーデターの動機は、1月と同様、数千人の命を奪い200万人近くを故郷から追いやった7年間のジハード主義の反乱を食い止められなかったことへの怒りであった。 水曜日、トラオレは大統領に就任し、「国家の独立、領土の保全、そして国家の存続を保証する」と宣言された。 その瞬間、トラオレは世界最年少の指導者となり、2歳年上のチリ大統領ガブリエル・ボリックからその座を奪い取ったのだ。 それまで無名だったトラオレの顔は、首都ワガドゥグのあちこちにある肖像画に貼り付けられている。 主要な市場では、暗殺されたブルキナの急進派リーダー、トマ・サンカラやイエスの肖像画と並んで、彼の写真も売られている。 背景 トラオレ氏以前、ブルキナファソではアンリ・ダミバ中佐が軍を仕切っていた。 ブルキナファソでは、ダミバ中佐が1月に権力を掌握して以来、イスラム教徒の反乱が悪化している。 日曜日に、宗教と地域の指導者たちは、トラオレ大佐が条件を満たすことに同意した後、彼が正式に辞任したと発表した。 ソーシャルメディアで広く共有された録音で、ダミバ中佐はブルキナファソの新しい指導者の成功を祈ると述べた。この録音が行われたとき、彼が一人であったかどうかは不明である。 そして9月30日にトラオレ氏が軍事クーデターにより権力を握ったのち、ダミバ中佐は隣国トーゴに逃れた。トーゴは地域平和のためにポール=アンリ・ダミバ中佐を受け入れたと、トーゴ政府は伝えている。 ロシア、フランスの勢力争い トラオレ大佐は、ブルキナファソは「安全保障から防衛、健康、社会活動、インフラまで」あらゆる分野で緊急事態に直面していると述べた。 […]

  • 2022年10月4日

ウガンダ発生エボラ出血熱 南スーダンにも拡大か

ウガンダで発生したとされるエボラ出血熱が隣国南スーダンにも拡大した可能性が示唆されている。 現状感染拡大状況については、現在も患者の容体を確認中だ。 ウガンダ国境付近で感染者確認 ヨランダ・アウェル(Yolanda Awel)保健相は、10月3日にサルバ・キール大統領と会談した。 アウェル保険相は、ウガンダとの国境付近でエボラ出血熱の陽性者が確認され、現在隔離されていることを確認したと政府の声明で述べた。 一部のメディアは、未確認の症例のうち、カジョケジ郡の男性がすでに死亡したと報じている。 保健相による今後の施策は エボラ出血熱が発生した5件の実験室サンプルは、検査のために南アフリカに送られた。 保健相は、南スーダンでのエボラ出血熱の発生を防ぐために、十分な準備と努力を行っている」と述べている。 世界保健機関(WHO)の職員は、ウガンダで拡大しているエボラ出血熱の発生を抑えるために活動を続けるが、この脆弱な国家でのエボラ出血熱の発生を管理することは困難であることは理解している。 WHOのアフリカ地域担当の緊急局長であるアブドゥ・セラム(Abdou Selam)博士は、週末にムベンデを訪れ、新たな流行の中心となっているエボラ出血熱について議論した。 ウガンダでは、10月2日の時点で43人の患者が確認され、9人の死亡が確認されている。 WHOは、エルベボワクチンは、最近発生したザイール株のウイルスには有効であることが証明されているが、スーダン株に対する予防効果は期待できないと注意を促している。 2回接種のエボラワクチンは有効かもしれないが、現在検証はされていない状況だ。

  • 2022年10月3日

南アフリカ・ケープタウン Amazonの地域本社建築プロジェクトが一時停止に

西ケープタウンの高等裁判所の判決によると、南アフリカにおけるAmazonの大規模建設プロジェクトが中止されるとのことだ。要因としては、現地の南アフリカの先住民の人々への適切な説明と相談がされていなかったことがある。 Amazonは以前にもニューヨーク市に本社を設置するという25億ドル(約2760億円)規模の計画を、政治的な反発を受けて断念した。 今回は南アフリカの先住民グループが「聖地であり、世界遺産に登録すべきだ」と主張する土地と川を巡り、対立が起こっている。約3億5000万ドルを出資して建設される「ザ・リバークラブ」という複合施設は、オフィスや住宅、ランニングやサイクリングのコース、約20エーカー(約8万平方メートル)の緑地公園などが含まれる。同地は20年以上前から、ケープタウンのシンボルであるテーブルマウンテンのふもとに9ホールのゴルフコースを備えた会員制クラブだった。それが現在、建築現場となっている。 アマゾンの創業者ジェフ・ベソスは2018年、南アフリカに拠点を作る宣言をしており、2020年には既にケープタウンの中心地にオフィスを構えていた。アフリカ大陸には住所が正確に決まっていない地域もあり、物流が困難である点、インフラが不十分である点、フードデリバリーなどが充実していない点が大陸の課題となっており、Amazonにとってアフリカ大陸における本社建設は存在感の大きいものになるだろう。 ところが、リバークラブの再開発を巡る論争が起こったことで、同社は再び守勢に立たされている。アマゾンはコメントを拒み、取材への回答は全て土地開発会社に委ねている。 ケープタウンにおけるビジネス予定地は先住民の「聖地」であり、Amazon地域本社を建設してはならないと述べているのは、アフリカ南部の先住民コイ族やサン族の一部や遺産保護団体、そして地元の市民団体などだ。 反対の理由として、区画整理が不正に行われた疑いや、環境への影響、無形遺産への配慮不足など、さまざまな問題が指摘されている。この建設地はオランダ東インド会社が現在のケープタウンに交易拠点を設置する前の1510年に、コイ族とポルトガル人が戦った場所に近いこともあり、彼らの所有地を外国に奪われてしまうことへの反発も強いのだろう。 今回、Amazon側は判決についてのコメントを求める電子メールの要請に応じなかった。 遺産と文化に対する先住民の権利と、Amazonのビジネス的価値は今後もアフリカにおけるビジネス進出を考える企業にとって重要な争点となるだろう。